日本人の食事摂取基準2020年版ではナトリウム(食塩相当量)の目標量が引き下げられました。
日本人のナトリウム摂取量は、食塩摂取量に依存し、その摂取レベルは高く、通常の食生活では
不足や欠乏の可能性はほとんどない。ナトリウムを食事摂取基準に含める意味は、むしろ、過剰摂
取による生活習慣病の発症及び重症化を予防することにある。※日本人の食事摂取基準2020年版より
サイクルメニューを作成する上で、食塩相当量の基準が下がることは1サイクルまるごとの献立修正が必要になります。
減塩って難しいですよね。食塩量をへらすと味が薄くなるので、食の満足感や喫食量が変わってしまう。
よく考えてもらいたいのは、献立上の調味料と食べる調味料は違いますよね。
例えば、魚の漬け込み。
しっかりと漬け込みするために余裕を持たせた調味料を使用していると思います。漬け込み後の調味料は残ってますよね。魚から出た水分も含まれていると思いますが…
献立作成で難しいと感じることは使用した調味料と摂取した調味料が異なることです。
醤油・砂糖・みりん・酒などで漬け込む際、ギリギリ浸かる量+味が染み込む量を考えて調味料を減らすと良いでしょう。
煮物も盛付後に捨てる煮汁があれば、調味料をギリギリまで減らすことができるでしょう。
鶏肉のてりやきなどの場合は、混ぜ込むことができるので、浸からなくても混ぜれば良いですし、小麦や片栗粉を一緒に混ぜれば調味料をロスすることなく使用できます。
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